9月 252012
 

1980年代の空前の好景気が去り世紀末の19990年代、この10年に失われたものがあまりにも多すぎたように思います。景気、政治、経済、ことごとく下降線をたどりだしたのです。中でも特にひどかったのは政治ではないでしょうか。このころから首相が1年でコロコロと変わる権力争いが激化し、国をリードしていかなければならないはずなのに大事な事案はほとんど先送りになっていました。
 すべての指標が下向きになってきた時、政府は景気再浮上のためにいろいろな手を打つべきでした。ところが全く逆のことをしていたのです。その最たるものが総量規制ではないでしょうか。この規制はバブル期に高騰しすぎた土地の値段を抑え込むためにとられたものです。簡単に言うと、土地を転がすための融資をさせないようにしたのです。その結果1990年代半ばまでには順調に土地の値段が下落傾向に転じ始めたのです。問題はそうした地価の下落が加速度をつけて落ち始めても、この総量規制は生きていたのです。多少緩めるべきだったのではないでしょうか。政治がうまくコントロールできなかったからではないでしょうか。
 挙句の果てに大手銀行や証券会社がバタバタと倒れ出し、最後には税金をつぎ込んでまで銀行を救済したのです。政権抗争→世の中の流れがよく見えない→大量の血税が大失敗した金融機関へ→景気浮揚のために税金が使われない→多くの人が職を失ったり給料減額→人々はお金を使わなくなる→デフレになって持続的成長できなくなる→国債の返済の目処が立たなくなる→消費税あげましょうか?→人はもっとお金を使いたくなくなる→サービスや物の価格競争の激化。。。といったところでしょうか。
 国は火の車、国民は収入減、震災復興や年金の問題などで、国は国民を支えるどころかさらにお金を取ろうとしています。こうなるとお金を借りる道を選ぶ人が増えてきます。銀行や消費者金融による、使い道自由のフリーローンが人気だそうです。車を買うため、家を買うため、また子どもの学費のためなどに使う目的別ローンも金利の面で人気です。収入は減っても、生きている限り出費は止まらないのです。